RANKING|映画のワンシーンを作る服 — 何でもない日を、少しだけ映画みたいに。
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いつもの一日も、着る服によって少しだけ違って見える。
特別な予定がなくても、シルエットや素材、歩いたときの揺れが、日常にさりげない余韻を残してくれます。
何でもない午後に、自然と雰囲気をつくってくれる服。
&enneceが選ぶ、日常のワンシーンに馬染む7着を紹介します。
No. 01
V neck L/S T
午後の図書館、誰かが読んでいた本を覗き込もうとした瞬間。


春から夏に変わる5月の午後、人がほとんどいない図書館。窓際の席に、読みかけの一冊が伏せて置かれている。読んでいた人は席を立ったまま、戻ってくる気配はない。何の本かを知りたいけれど、覗き込むのは失礼だろうかと考える、その数秒間。Vネックの輪郭だけが、午後の光に縁取られている。
No. 02
Asymmetrical camisole lace
誰かに見られているかもしれない、と気づいた瞬間の角度。


ホテルの長い廊下、片側だけ照明がついている部屋の前を通る。歩きながら、視界の端で鏡をかすめる。映った自分の輪郭が、いつもより細く見える気がする。アシンメトリーの裾が片側だけ少し長くて、それが何かの意味を持っているように感じる。なぜそう思うのか、自分でもよくわからないまま、エレベーターのボタンを押す。
No. 03
Fringerala sk
湖風が前髪を持ち上げて、急に夏が始まる気配がする。


湖畔の遊歩道を歩いている。連れがいるはずだったのに、いつのまにか一人で歩いている。立ち止まったあとも、スカートのフリンジは少し遅れて揺れ続けている。自分の意思とは別に動くものが、自分の輪郭を作っていることに気づく午後。フランス映画のヒロインのように、不機嫌でも美しい横顔のままで歩く。
No. 04
Fringe ST Pants
深夜、まだ電気のついている誰かの部屋を見上げる。


終電が終わってからの帰り道、知らない街の地下鉄出口で振り返る。マンションの一室だけ、まだ電気がついている。あの部屋にいる人のことを、知らないのに数秒だけ想像する。誰の生活でもないのに、なぜか自分のことを考えさせられる、そういう夜のためのストレートパンツ。
STYLING NOTE — おすすめコーデ
LOOK 01 | 図書館の午後
V neck L/S T × Fringerala sk
柔らかいVネックに、揺れるフリンジスカートを合わせて。grey × black の組み合わせが、静かな映画のワンシーンをつくる。
LOOK 02 | 深夜のレイトショー
Asymmetrical camisole lace × Fringe ST Pants
レースの透け感と、歩くたびに揺れるフリンジパンツ。終電後の帰り道に、すれ違う人の記憶に残るような組み合わせ。
&ennece — 目的なき映思考